2012年3月20日火曜日

強みって何?


あなたの強みは何ですか?

就活生であればだれしも聞かれる質問だと思います。
正直難しい問いです。
そもそも強みって何?
そこから考える必要があるかと思います。

2種類の強み
1つは技術や知識
2つめは才能(資質)
要は努力で身につけられるものと身につけられないもの

就活の強みは?という質問で聞かれているのは後者の強みではないでしょうか。

もちろん前者の強みも大切ですがこれってあまり聞く必要がないんです。
技術や知識はある程度指標に置き換えられるからです。
〇〇検定○級 とか TOEIC 何点とか
あるいは大会などの成績かもしれません。
でもこれって履歴書をみればわかる部分。敢えて聞く必要がないし話した所で実際にどういう技術かなどは伝わってこない(語られたものでしかない)。
もし本当に知りたければテストするはずですし実際やっている所もある。
そして決定的なことにほとんどの学生の語る技術や知識は仕事で役に立たない、もしくは入社後でも十分身につけられることだと思います。
だから敢えて聞く必要がない。

だから2つめの強み、才能や資質の部分を聞かれているのだと考えるべきです。
でも才能や資質ってどう知れば良いのか。これが難しいから就活生は困る。




強みって何?才能って何?ってことが書かれていて読み終わるときには自分の強みが5つみつかる本です。

ここでいう才能や資質ってつまるところ性格とか人格のコアの部分、絶対に変わらない部分のことです。本の中ではこれを34個に分類しています。例えば競争性とか、慎重さとか社交性、ポジティブなどが挙げられています。どれかを持っていてどれかを持っていないということではなくてそれぞれの資質の強さで量られていて、その強いものが自分の強みという訳です。
こうした資質は脳のシナプス結合に影響するようなのですが生まれてからまもなく無数に増えて3歳から15歳までの間でほとんど失われるようで、二度と再生しません。
つまり、15歳までで強く現れた資質が残り、発達する一方、他は失われるということです。

もちろんその後の努力が無駄という訳ではないです。ポジティブでない人でもポジティブな行動とか思考はできるようになるでしょうが(ポジティブな資質がゼロではないから)、資質のある人に比べるとその成長の速度、容易さは全然異なります。
そしてどの資質が良いとか、どの資質が悪いとかいうことはないです。どの強みをもった人でも輝かしい人生を歩んでいる人がいます。

つまり、サッカーの才能とか弁護士の才能みたいなものはなくて自分の強みをどのように活かすかで人生変わるということです。
同じ職業で違う強みを活かして同じように活躍する人がいるということですね。
例えばコミュニケーションを強みとするマネージャーと指令性(周囲に道を示す力)を強みとするマネージャー、どちらも同じように活躍することができますが強みは違います。

結局、一番大切なのは、自分に強みに素直になることではないでしょうか。
どういう時に楽しいか(強みを使ってるのはどんな時か)を見つめ、強みをのばすことが大事ってことです。←「ゲームするのが楽しいからゲームする」ではなくてゲームのどこが楽しいかを見つめる、他の楽しみと関連づけて強みを見つけるということ。

どの資質がいいなんてことはない訳ですから。






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