2012年3月20日火曜日

生活者発想


世の中の何でもない普通の日常、確かに些細でありきたりな毎日。でもそこにも様々な発見があります。そしてそこには新しいビジネスチャンスが転がっているはずです。


「生活者」、消費者をある商品を「消費」する主体としてではなく「消費」する以前に様々な生活を営む者であり、その営みの手段として商品を選び「消費」する者であるという考え方のことです。大手広告代理店の博報堂が創った言葉です。


少し昔であれば生活者発想はあまり必要ではなかったかも知れません。何故ならとにかく技術で解決できることが多かったからです。こんなものあったらいいながわかりやすかった。
例えば携帯電話
いつでもどこでも電話ができたらいいな
非常に単純な発想で実現可能な技術さえあればできたと思います。
しかし、携帯電話ができてしまった今、技術力だけではよりいいものはできません。
「いい」という方向性を定めなくてはいけないからです。
ここに生活者発想の重要性があります。
この「いい」を知っているのは生活者だけだからです。(開発する技術者も技術者である前に一人の生活者なのですが)

商品の本質は生活者の「こんなのあったらいいのに」を実現することではないでしょうか?
日本は高い技術をもった国だからこそこの視点が忘れがちになります。
企業目線の「おれらこんなもん作れるんだ!!すごいだろ!!」という商品を人は欲しがりません。
iPodが売れてWalkmanが売れなかった(巻き返しはしましたが)理由
googleが世界一の検索エンジンになった理由
そこには生活者発想が見え隠れしています。

上に紹介した本は、じゃあどうやったら生活者発想ができるの?そもそも生活者発想って何?ってことが書かれています。

現在就活中ということでどの企業にいってもこの視点は忘れたくないですな。



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