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2013年5月27日月曜日

【書評】どうせ死ぬなら「がん」がいい

シカゴから帰国2日目、時差ぼけを何とか乗り越えながら、朝5:00前には目が覚め夜18:00には眠い、そんな今日この頃。

シカゴにいた時に薦められた本を購読。


どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)
作者 :中村仁一
    近藤誠
出版社:宝島社
発売日:2012/10/09




「死」が以前に比べ遠くなっている。昔であればそれこそ死床を一家全員で 迎えることも多かったであろうが今は、福祉施設で看取られたり、独り孤独に死んでいったり、また、病院で死床に立ち会わせたとしてもその「死」の瞬間見ているのは顔ではなくモニターだったりする。

「死」が間接的で、他人ごとで、身近なものではないのが現代。だからいざ「死」に直面したとき、必死で抗い、治療しようとする。

本書にはこう書かれていた。そして続けて、

こうした延命治療が効果を上げる(実際に寿命を延ばす)ということは全くなく多額の治療費を払って徹底的に苦しめ、「死」を早めている。

このように述べられている。

本書を読むまで私自身、がんになったら抗がん剤治療をして、回復に一縷の望みを託すのが当たり前だと思っていた。

しかし、この本に書かれていることは全く逆である。

がんは自然な死に方で、しかも治療をしなければ苦痛も少ない。がんが痛みを伴う苦しいものというイメージは、抗がん剤治療始め、体に異物をいれることによる副作用が原因で、仮に治療や摘出手術がうまくいってもその後すぐに再発し、地獄のような闘病生活の中で死ぬことになる。一方、治療しなければ苦痛がないどころか、長く生きることができるという。

現在、後期高齢者医療費が医療費全体に占める割合はなんと67%、高齢者を含めるとなんと80%にもなります。
(厚生労働省、「平成22年度年齢階級別1人当たり医療費」より算出)しかも医療費の2割は死ぬ直前に使われているらしい。(本書より)これには非常にビックリしたとともに本書を読んで非常にやるせなくなりました。

何故なら、長生きできるのならさせてあげたいと思うのが人のさがですが、そういう思いで使われている大量の医療費と税金が実際はこうした人々の気持ちと裏腹に寿命を縮め、苦しめ、医療界を潤すために使われているからです。こうした話はあまり公にされませんが、医療を提供する側にとって不都合なのだからそれも納得です。

しかもがん検診を受けたがためにがんでの死亡率が上がるというデータもあり、日本では長野県の泰阜村でがん検診を止めたら死亡率が半分以下になったというデータもあります。(本書「がんの集団検診をやめたら、がん死が減った」を参照)

開いた口が塞がらない話の連続です。

シカゴにいたときに聞いた話ですが、アメリカでは優秀な学生はもう医者にならないらしいです。もう医療とう業界が限界がみえていて、しかも需要まで減り、お金にならないからだそう。日本ではまだ優秀な学生を医学部にいれたがりますが、恐らく今後20年ほどで医療費の8割になる高齢者医療は激減すると思います。なんせ医療にかかればかかるほど死ぬのが早くなるんですから。

でも医療が寿命を延ばしてるというデータもいろいろあるんじゃ??

データなんて切り取り方で全く違う答えが出てきてしまうんです。
本書であげられていたのは、抗がん剤の効果は腫瘍が縮小すれば「効果あり」で実際に寿命が延びたか、長生きしたかは全く関係無いということや新薬なんかは人間じゃなくてネズミなんかでも「効果あり」、治療の際に多くでる消息不明(用は転院とか)の患者のデータを「抗がん剤を使って生きた」とし、抗がん剤を使ってない人は全員時間が経って「死んだ」とされる。こういうカラクリをして必死に「治療する意味」を訴えているんですね。

ということで「不安をあおってファンを増やす」医療のお世話になんかならずに、死ぬときゃ自然と穏やかに死にたいもんですね。





どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)
作者 :中村仁一
    近藤誠
出版社:宝島社
発売日:2012/10/09

2013年5月20日月曜日

【書評】統計学が最強の学問である

今回はちまたで話題??の
「統計学が最強の学問である」の書評です。
作者は元大学医療情報ネットワーク研究センターの副センター長で現在は調査・分析・システム開発、戦略立案をコンサルティングしています。
またHPにて内容のが掲載されています。


「統計学が最強の学問である」

統計ってそもそも学問だったのか!なんて方もいそうなぐらいで、それを最強だって??なにをいっているんだ!といわれそうな題名ですね。

学問といったら医学、化学、物理学などなどを想像して統計学になじみのある方は少ないのではないでしょうか??


かという私は大学の卒業論文の際にひたすらに統計に悩まされた経験があります。

どういうデータをとったらいいか、どうやって分析したらいいか、分析結果から示唆されることは何か。

今まで分統計分析などしたことのない人間がいきなりやるんですから酷な話です。

そしてこの本を読んだ感想は、
「卒論する前に読んどけばよかった〜」
です。
何故かというと統計を扱う際に気をつけるべきことがわかりやすく書いてあり、初めて耳にする統計用語をわかりやすく説明しているからです。

カイ二乗検定、t検定、回帰係数、ランダム化比較実験

統計学はなじみの薄い学問で正直何それ??っていうものが統計には多いかと思いますが、卒論を書くにはそれを勉強しなければいけません。

さらにその言葉を知ったからといってすぐに出来るようにはならずどう使うかはまた勉強しなくてはなりません。

本書では、そういったことがわかりやすく書いているので、本格的に勉強する前のさわりとしていいと思います。

また、
統計、もっと言えば数字、を知るということはこれからの時代に欠かせなくなると感じます。

何故かというと多くの世界ではエビデンスを数字に求めます。
身近な所だと降水確率は数字で表されています。普段30%やら50%やらといった数字を見ますが、この数字は実際の確率はコインの表がでる確率とか、サイコロで1の目がでる確率とかとは若干異なり、経験則に基づきます

以下はwikipediaより
予報の性質上、例えば、1つの予報区域に多数の観測点がある場合は、全地点で1mm以上の雨が降った場合を「雨が降った」と考える。降らなかった地点がある場合は、降った地点数÷全地点数×100(%)の的中率ということになる。
算出の際、1%の位は四捨五入するため、降水確率0%といっても実際には0から5%未満の値である(以前は関東地方や三重県など一部の地域で5%未満という数値が存在したこともあったが、現在は10%単位となっている)。4%だと0%になり、5%だと10%になるため、1%違うだけで大きな差が出てしまうのも特徴である” 

要は10回に〇回雨が降る確率じゃなくて10地点に〇地点雨が降る確率なんですね。

さらに降水確率は降水量とは関係ありません。
降水確率が低いからといって小雨なわけではないんです。

これだけだとまだ別に統計なんて知らなくてもいいじゃんと思うかも知れませんので別の例。

あなたはある新型ウイルスの検査を受けます。その検査の精度は99%で50万人に1人の割合で感染が見られるそうです。あなたはなんとその検査で陽性と結果がでてしまいました。

さてどう思うでしょうか

1. やばい死ぬ!人に移す前に死のう!
2. かかったものはしょうがない。余生を楽しもう!
3. どんなにお金をかけてでも治療を!必死に治す!






どれもはずれです。

4. 本当にかかっているか再検査

が正解。

でも99%の精度の検査なんじゃ?かかってない可能性は1%でしょ??

違います。

陽性という結果がでるひとは

1)本当は陰性で検査の誤りで陽性と判断される
2)本当は陽性で検査も正しく陽性と判断される

のどちらかです。そして
1)に当たる人は499,999 × 0.01 ≒ 5000人
一方
2)に当たる人は1 × 0.99 ≒ 1人

そう陽性と判断された人のほとんどは検査の誤りで判断された本当は健全な人なんです。

ということで、数字を知らないと人生を無駄にするかも。。。


ITが普及するにつれて情報量はどんどん増えます。
そうした時に情報を取捨選択し正しい情報を得るために欠かせないのが統計リテラシー(数字リテラシー??)になります。

ネットで検索すればすぐに驚きの情報が手に入りますがそのエビデンスを見てみて下さい。

20代女性8割のアンケートをとってさま一般にあてはまるかのようないい加減なものがいっぱいあります。

こうしたいい加減にだまされないためにも統計リテラシーをみにつけよう!

本書では、こうした何故統計リテラシーを身につけなくてはいけないのか、じゃあどう使うかってことがわかりやすくかいてあります。(本エントリーで用いた例は全く関係ありません)
みなさんも手に取ってみては??




 統計学が最強の学問である
作者 :西内啓
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2013/1/25

2013年5月9日木曜日

【書評】海賊と呼ばれた男

かつて、日本には海賊と呼ばれた男がいた。。。
と始めたくなるタイトルですが、実際には
「青い空がどこまでも続いていた。」で始まります。
そして敗戦直後の日本、社員1000名を抱えたまま何も売るモノがないそうした状況で、社員の前でこう言い放つ。
「愚痴は止めよ。(中略)日本は必ずや再び立ち上がる。世界は再び驚倒するであろう」

冒頭からいきなり主人公、国岡鐡造の世界にひきこまれる。

そして物語は、日本の工業化から戦争、オイルショックと激動の時代をかけめぐる。

上下巻あわせ700ページにもなる小説だが最後まで退屈する部分がなかった。

ベストセラー「永遠の0(ゼロ)」の作者である百田尚樹の著書であり、第10回本屋大賞を受賞したこの「海賊と呼ばれた男」は、ある現実の人物の人生を描いた物語である。

それは先日のブログ『考える」人の未来』でも少し触れた出光佐三である。

というわけで、前回のブログを書いている際にもこの本を読んでいたのですが、

国岡(出光)という男は気違いです。
それと同時に、真の日本人です。

彼がいなければ、日本の高度経済成長はありえなかった。
(どころではなく、日本は未だに農業国かもしれない。)
彼の先見の明、気概、頑固さが日本終わった。と思う時を何度も救います。

そして、同時に考えさせられるのは、日本という国は過去を通して現在まで、何も変わっていないということ。
上には迎合し、下には、きつくあたる。ことなかれ主義、護送船団を代表に建前は立派で中身は既得権益の保護。

こうしたことに辟易しながらも、あきらめず、絶望の淵に追いやられながらも、あきらめず、日本のために行動する彼の姿はまさに海賊である。

エピソードがリアルに基づくだけあってリアリティがあり、それでいて、そんなまさか!というドラマチックさもあり、これは本屋大賞にも選ばれるよ!という納得の一冊。




海賊とよばれた男(上・下)
作者:百田尚樹
出版社:講談社
発売日:2012/07/12

2013年4月30日火曜日

絶望の国の幸福な若者たち ー the happiest youth in the hopeless country


非常に久しぶり。というかやっていたの??という感じですが更新しました。
とりあえずの近況報告等はFacebookにお任せして、

「絶望の国の幸福な若者たち」作者:古市憲寿を読みました。

I read "the happiest youth in the hopeless country"( I translated)by Noritoshi Furuiti

Nowadays, Japan has many issues, such as aging population, low economic growth, irregular employment.
Indeed, the Great East Japan Earthquake struck us and it triggerd huge Tsunami  in 2011.
The  future outlook is gloomy.
However, 73.5% of Japanese twenties answered "satisfied" about daily life on the national survey in 2011("Public Survey about Living for Citizens"by Cabinet Office),in contrast, only about 50% in 1980's( in the middle of the period of high economic growth).
Are they happy in the hopeless country?? the answer is written in this book.
Japanese seniors worry about their youth. they often say "they became introvert. they don't want to buy goods".Is it true?? Also this is that the author concerned about.

Answer is "they didn't become introvert. they do want to consume, but the way is more sustainable.
and Are they happy?? it's difficult to answer but maybe much better than past"

It's quite interesting. I don't mention the detail, but if you want to know the detail, I'll try to tell you with my poor English!! 

最近日本では、近頃の若者は「内向的」になった「モノを買わなく」なったといわれている。(らしい)

日本は少子高齢化が進み、若者の非正規雇用、不景気が続き、さらには東日本大震災が日本を飲み込み、将来の展望はどす黒い。
こんな時、2011年度の世論調査では、現在の生活に満足しているか?という問いに73.5%の20代が満足しているとこたえている(内閣府「国民生活に関する世論調査」)。
年金、生活保障はかさみ、先人たちが将来にツケを回し、のんきに年金暮らしをする中、そのツケを一身に背負わされている若者たちはその先人たちより幸福度が高いのである。
そしてその先人たちは「近頃の若者は」と自分のことは棚に上げて、日本の暗い現状を「若者」のせいにしているのである。

でも、「若者」は幸せなんだからいいんじゃないの?
その通りである。でもほんとうに「幸せ」なのだろうか。

本書では最近の「若者」に関して、データをもとに論理的に分析されていた。

まず「内向的」かどうかについてはNO、本書にあげられていた「社会貢献意識の上昇」「海外留学者数は減少してるけど、海外留学者率は変わらない」ということだけでなく、一「若者」としての感覚として、昔は知らないけれど、まず学生中に海外いってないという人はほとんど聞かないし、昔であればなかなかいけなかったであろう国にいっている友人も多い(ガーナやブラジル、ペルー、ルーマニアetcでなかには南極にいった強者も)。
ソーシャルアントプレナーブームもあってか、起業する友人、ボランティアや、社会貢献活動をする人も非常に多い(実際にはボランティアする人の数は変わってないらしい)。

「内向的」になっているのはウソ!一部の暗いメディアがそれらしいデータ持ってきて騒ぎ立てているだけだろうと思う。学生運動が盛んな頃と比べ大人しくなったというのは否定しないけど、当時が異常なだけだし。。。

しかし、一方で、「入り口」が少ないというのは間違いないと思う。
バブル期であれば資金が潤沢にあって簡単に海外にいけたかもしれないけれど、今の若者は、海外に行くためには安い時給でこつこつバイトして貯めなくてはいけない。
そして何をするにしても許可が必要だ。震災時に募金活動をするために地方自治体に申請したがなかなかおりなかったというのはビックリした。

「内向的」の真相はここにあると思う。
ばりばり社会貢献したい若者→なかなか許さない、&若者に肩身の狭い思いをさせる先人
→実際の行動の減少→メディアが「内向的」と騒ぎ立てる→それを信じた大人が極一部の具体をあたかも一般のように話す→風潮が広まる。

何とも日本らしい構造。偉い人がYesといったらYesになるんですな。

物欲がなくなったというちまたの噂もウソです。ただ消費性向が変わっただけです。
昔みたく、無駄なものは余り買わない。昔よりサステイナブルな消費に変わったということらしいです。
そして買わなくなったといっても分母が圧倒的に減ってきてるんだからそりゃ購入数も減るわ!ということですね。20代の人口は2001年と比べて21%も減っているんだから。
クルマなんてのも今の若者にとってはコストがかさんでいらないだけってことですね。これは主に都市に住む若者の話で、地方の若者はやっぱりクルマほしがっているし。
テレビも一緒で、やはりみないものに大金だして買おうとしないということですが、何か気になることがあればインターネットで調べれば良い。でも未だに結構な若者がテレビを持っているし、見ている。そりゃ一日6:00もみている70歳以上の世代に比べたら少ないけれどそれでも一日平均2:00も見ているんですから。

だから購買が減っているのは事実だけどそれは絶対数が減ってる影響を考慮していないことが原因ってことですね。

みんなスマートフォンは大金をだして買う。パソコンも買う人が多い(これすらもスマートフォンがあればいらないという人も結構いるらしい本当か怪しいですが)。

まぁ世間が騒いでるほど問題ではないですね。
問題なのはここまで出生率を下げた政策担当者(子ども手当とかやって無駄に支出増やした政党もありましたが)、そしてこうした暗いネタをおもしろおかしく騒ぎ立てるメディア、そしてそれを何も考えずに信じる国民ということです。

そして、何故「最近の若者」は幸せなのかということです。
個人的な答えは「最近の若者」は「昔の若者」より幸せだし、「昔の若者」は「最近の若者」より幸せ
です。
つまり、個人は他者を自分よりも相対的に不幸だと思うことで幸せだと思っているということです。
「最近の若者」は今はコンビニで何でも買えるし、大してお金なくても友達とバーベキューができるし、スマートフォンで何でもできる。
「昔の若者」は今、「最近の若者」はこんな景気が悪いときでかわいそうだ、それに比べて自分が学生のときはよかった。と

しかし、日本は幸せな国になったのかというとそうではない。特に若者の将来は暗い。
本書に書かれていたのは 60歳以上世代は6500万円得するけれど20歳未満世代は5200万円損するらしい。
税金を払う現役層が減っていく一方、退職して年金暮らしをするひとが増える(特に団塊世代の引退)。
そして日本の賦課方式の年金制度では物価が高くなっているわけだから、今の60歳以上の人はものすごく甘い蜜をすうことになる(しかも当時は先行きが明るかったからばんばんお金を使えた)。こうした圧倒的な世代間格差が現在の日本である。そしてさらに悪いことに多くの若者がそのことに気づいていない。もしくは気づいていても、上をがっちり利権で固められ入る余地がないなかであきらめている。

現状から少しでも変えようという人が現れない限り、日本の未来は。。。

自分も若者ということを忘れていろいろ書いたけれど、本当に多くの課題が日本には山積みで、チャレンジングで、ある意味では幸せなのかもしれない。


世間でいわれている話は実際はどうなのか、また、現在の日本の現状、若い人にも、今、現役ばりばり世代の方にも、引退された方にも読んで頂きたい本です。


絶望の国の幸福な若者たち
作者:古市憲寿 
出版社:講談社
発売日:2011/09/05



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Days in Chicago 
Chicago is inconvenient without cars,
but I'm really enjoying.


2012年4月26日木曜日

What I Wish I Knew When I was 20


What I Wish I Knew When I was 20

こんな講義、自分の大学にもあったら面白いなと思ったので紹介します。


今、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、どうしますか?

なんかわくわくしませんか?

一番稼いだ学生は、成果の発表の時間を最大のチャンスと考え、学生を採用したい企業にその発表の時間を売ったそうです。

こうした自由な発想、それを触発する授業、とても魅力的です。

しかし、現実の授業はなかなかそうはいきません。
理由は色々あるとは思いますが、
大学でさえ、多くの授業が教授の話をノートにとり、テストを受けるという形式のものです。
言われたことを言われたとおりにやり、上手に再現する(テストで結果を残す)。
こうしてさえすれば文句が言われない形式なんです。
実に面白くない。(中にはそれでもユニークで楽しい講義もありますが)

学生のみんなには共感してもらえるかと思います。
一方、社会人の方の中には、「面白くないことなんか社会に出たら山のようにある。つべこべ言わずにしっかり勉強しなさい。」という方もいるのではないでしょうか。

しかし、それではダメなんです。

何故ダメなのか。
それは、「頭を使わない」教育では現代に必要とされている能力が身につかないからです。

それは、就職活動で内定を総なめにする学生を見れば一目瞭然ではないでしょうか。
内定を片っ端からとっていく学生は「まじめ」に授業を受けていません。
「適当に」授業を受けて(学ぶことだけ学んで)、「まじめに」遊んでいます。
留学してNPOやボラティア、NGOなどに取り組む学生、学生起業してビジネスをする学生、こうした学生がモテるんです。

日本では、
30年前、高度成長期には、みんなが成功していたから、みんなと同じことをすることが正解でしたが、
今は、みんなが苦しい時で、みんなと同じことをしていたら失敗する時代になったんです。

つまり、今の学生に求められる能力が変わっているにもかかわらず、
教育は30年前と同じだからダメなんです。

もっと学生が自由に発想を楽しめる、授業が理想なんだろうと思います。

どうすればいいのか。一筋縄ではいかないと思いますが、
一つだけ確かなことは、待っていても何も変わらないと言うこと。

そして学生にとってある意味大きなチャンスだと思います。
裏を返せばオモロイこと、楽しいことを本気でやったら評価される世の中なんてなかなかありません。

っということで、オモロイ!!と思ったことをどんどん行動に移していきましょう。

この本には、オモロイ!!を実現する様々な手助け、教えがあります。
これからの人生をわくわくさせてくれるそんな本です。

20歳といいません。わくわくした人生を歩みたいそんな方におすすめです。

2012年4月20日金曜日

一歩踏み出すこと



Q1.未来はもっと素敵だと思いますか?

Q2.自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?

この2つの問いにYes!!と即答したくなる本を紹介します。


「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みを作ること」
本書ではソーシャルデザインはこのように定義されています。

なんやらものすごく壮大で難しそうです。
が、そんなことはありません。
実はあなたがもっているものを上手に使うだけでできてしまうことなんです。

本書の中でも紹介されている取り組みを一つ紹介します。

東京シャボン玉倶楽部の取り組みです。
「たばこの代わりにシャボン玉で健康的に一服しよう」という取り組みです。

社会的な課題;健康ブームの広まりにより喫煙によるコミュニケーションの機会が失われている
画期的な仕組み;シャボン玉で一服するシャボステーション
新たな価値;健康的なコミュニケーションの機会、大人だけでなく子どもも参加できる

こんな所でしょうか。
今では都内のレストランやゲストハウス、京都や福岡にも活動が広がり、
専用の器具までできているみたいです。

他にも面白い取り組みがたくさん紹介されています。
どの取り組みもなんか楽しく、面白い。だから、人々の心を踊らせられる。
人が行動を変えるには楽しい!!が必要なんです。
罰金があるからといって時速を守ろうとはしませんが、時速守ってるひとに宝くじがあたるとしたら??ちょっとやってみたいと思いますよね??
また、こうした面白いアイデア、取り組みには人を前向きにし、なんか自分にもできるそんな気にさせてくれます。

何も難しいことはない、「自分にできることをやってみる。」それが大事なんです。

前回のブログでもかきましたが
夢を実現できるひとは根拠を情熱に求める。
夢を実現できないひとは根拠を才能に求める。
このことは今回のことにも言えます。

こんなんあったらおもろいかも!!をちょっとやってみる。
もしかしたら世界を変える切り札はこの好奇心かもしれませんね。

2012年4月16日月曜日

手紙屋


久しぶりの更新です。
今回はとある先輩から渡された一冊の本の紹介。
普段あまり小説を読まない私にとっては久しぶりに読んだ小説になります。
一人の就活生と手紙屋との文通の話です。

「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています。」

この言葉が印象的でした。

物語の中で、人間同士の交流はすべて「物々交換」だということに気づきなさいと語りかけています。
世界中のどこでも、私たちが欲しいものを手に入れる方法は、それがモノであっても友情であっても「物々交換」であると。「相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、お互いがちょうどいいと思う量で交換している」


それは就職活動においても、人生においても同じ。


自分がもっている他の人が欲しがるもの、それは何だっていい。
気遣いかもしれないし、笑顔かもしれない。
でも人はみな誰かに与える何かをもっている。
そんなことを気づかせてくれました。


また夢を叶えるひとと叶えられない人の違いは


根拠を情熱に求めるか才能に求めるかである。
ということも述べられています。


冒頭の一節はそう、
今目の前にあることに対し全力で取り組み
自分がどうしてもやりたいことは何か
それを叶えるためには、夢と天秤が釣り合うようにするためには
何をしなくてはいけないか
それを考えて日々行動しなさい
そうすることで才能は自らの手で開花させられる


ということなんです。



行動する勇気を持っているという事実は、あなたの将来の成功を約束してくれるはず

自分の持っていないもののせいにしても何も変わらない、
自分に今何ができるか、それが重要なんです。



人生の岐路に立つ全ての人に


手紙屋 著:北側泰

2012年3月29日木曜日

クラウド仕事術


縁会って本日はクラウド仕事術の著者、岡田充弘さんのクラウド仕事術セミナーに参加させて頂きました。
目から鱗の連続で、今までどんだけ無駄な動作していたんだということを切実に実感させて頂きました。

コマンド + S = 上書き保存
とか
コマンド + m = Dockにしまう
とか
いろいろ便利なショートカットあるのはしってましたが、
こうして改めて目の当たりにすると使いこなせるようにしたいと思いました。
英語を勉強するのと同じようにITリテラシーを高めるために少しずつ覚えていくことが大切ですね。やはり意識しなければ絶対にできません。

ほんとに貴重な機会でした。

面倒くさいことが嫌いなはずな人間が面倒くさい(効率的じゃないこと)を平気でやっている。面倒くさいを無くすための作業(ITリテラシーを高める)ことをめんどくさいと思うってことは個人的になかなか面白い発見でしたが
今回感じたのはこうした作業効率を大幅に変えてしまう(30%は無駄な時間)ITリテラシーをいかに組織全体に浸透させるかということです。

ごみ屋敷化したデスクトップ、樹海化したファイルサーバー。
こういう状態になってしまったパソコンをよく見ます。
私の所属する団体でもまさにこんなパソコンがあり、もはや私は共用パソコンの利用は放棄してしまいました。
こうした状況をなくすためには、組織全体で「整理」する意識が大切なのだと思いますが、決めごとを作っても、ちょっとくらい良いかと、すぐに形骸化してしまいます。
この「ちょっとくらい」が実はちょっとどころではないということを一人一人自覚しなくてはいけません。


組織全体としてやはり、意識して効率化の意識をもつこと、効率的なやり方を共有すること、無駄なことをしている人に対し苦言を呈することは大切です。
そうした組織文化を気づくために、今回私が経験したように、効率的な作業を一度体感することが必要かもしれませんね。






残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術 著;岡田充弘




2012年3月26日月曜日

第二言語習得論


英語、
現代のビジネスパーソンには必須の能力です。
多くの学生、社会人の方々がその習得に日々努力しているでしょう。
私もその一人です。
どうやって学べばいいか、みなさんそれぞれの工夫があるかと思います。





英語教師のための第二言語習得論 白井恭弘 著

英語教師のための、っとなっていますが、英語学習者も裏を返せば自分に教える教師です。
学ぶためにはどうすればいいか、その方法論を知ることは必ずしも無駄ではないとか考えて読んだ本です。

実際読んで、今まで自分が受けていた英語教育がいかに非合理なのか突きつけられました。
いや、結構ショックですよ。自分の受けていた方法は50年も前のもの何ですから。
というか、受けていた教育、あの「Repeat after me!」とか教科書訳して読ませるとかって、今振り返って思うのですが、学習者がいかに成長するかではなく、教育者がいかに効率よく教育するかを基本に設計されていたように思えます。
そう考えると、効率的で「いい」授業だったと思います。

こうした授業の方法って教師は先輩教師をみて、教えるのですから、しょうがないのかなとも思います。ちなみに、e-ラーニングなど、流し聞きが有効ってのも少し前の理論らしい。

じゃあどうすればってのは読んでみて下さい。

鍵は「大量のインプットと少量のアウトプット」です。
しかし、よく考えるとこれって言語学習だけじゃなく、あらゆる「学習」にいえることじゃないでしょうか。
要は、座学ばかりしても身に付かず、実際やってみることって重要だよねってことです。

もう教科書読ませるだけの教育はやめましょう!!ぶっちゃけ教科書読むのは教えなくてもできます。それよりも、実際にやってみせて、学習の必要を体感させ、モチベーションを高めることの方が大切です。





2012年3月20日火曜日

強みって何?


あなたの強みは何ですか?

就活生であればだれしも聞かれる質問だと思います。
正直難しい問いです。
そもそも強みって何?
そこから考える必要があるかと思います。

2種類の強み
1つは技術や知識
2つめは才能(資質)
要は努力で身につけられるものと身につけられないもの

就活の強みは?という質問で聞かれているのは後者の強みではないでしょうか。

もちろん前者の強みも大切ですがこれってあまり聞く必要がないんです。
技術や知識はある程度指標に置き換えられるからです。
〇〇検定○級 とか TOEIC 何点とか
あるいは大会などの成績かもしれません。
でもこれって履歴書をみればわかる部分。敢えて聞く必要がないし話した所で実際にどういう技術かなどは伝わってこない(語られたものでしかない)。
もし本当に知りたければテストするはずですし実際やっている所もある。
そして決定的なことにほとんどの学生の語る技術や知識は仕事で役に立たない、もしくは入社後でも十分身につけられることだと思います。
だから敢えて聞く必要がない。

だから2つめの強み、才能や資質の部分を聞かれているのだと考えるべきです。
でも才能や資質ってどう知れば良いのか。これが難しいから就活生は困る。




強みって何?才能って何?ってことが書かれていて読み終わるときには自分の強みが5つみつかる本です。

ここでいう才能や資質ってつまるところ性格とか人格のコアの部分、絶対に変わらない部分のことです。本の中ではこれを34個に分類しています。例えば競争性とか、慎重さとか社交性、ポジティブなどが挙げられています。どれかを持っていてどれかを持っていないということではなくてそれぞれの資質の強さで量られていて、その強いものが自分の強みという訳です。
こうした資質は脳のシナプス結合に影響するようなのですが生まれてからまもなく無数に増えて3歳から15歳までの間でほとんど失われるようで、二度と再生しません。
つまり、15歳までで強く現れた資質が残り、発達する一方、他は失われるということです。

もちろんその後の努力が無駄という訳ではないです。ポジティブでない人でもポジティブな行動とか思考はできるようになるでしょうが(ポジティブな資質がゼロではないから)、資質のある人に比べるとその成長の速度、容易さは全然異なります。
そしてどの資質が良いとか、どの資質が悪いとかいうことはないです。どの強みをもった人でも輝かしい人生を歩んでいる人がいます。

つまり、サッカーの才能とか弁護士の才能みたいなものはなくて自分の強みをどのように活かすかで人生変わるということです。
同じ職業で違う強みを活かして同じように活躍する人がいるということですね。
例えばコミュニケーションを強みとするマネージャーと指令性(周囲に道を示す力)を強みとするマネージャー、どちらも同じように活躍することができますが強みは違います。

結局、一番大切なのは、自分に強みに素直になることではないでしょうか。
どういう時に楽しいか(強みを使ってるのはどんな時か)を見つめ、強みをのばすことが大事ってことです。←「ゲームするのが楽しいからゲームする」ではなくてゲームのどこが楽しいかを見つめる、他の楽しみと関連づけて強みを見つけるということ。

どの資質がいいなんてことはない訳ですから。






生活者発想


世の中の何でもない普通の日常、確かに些細でありきたりな毎日。でもそこにも様々な発見があります。そしてそこには新しいビジネスチャンスが転がっているはずです。


「生活者」、消費者をある商品を「消費」する主体としてではなく「消費」する以前に様々な生活を営む者であり、その営みの手段として商品を選び「消費」する者であるという考え方のことです。大手広告代理店の博報堂が創った言葉です。


少し昔であれば生活者発想はあまり必要ではなかったかも知れません。何故ならとにかく技術で解決できることが多かったからです。こんなものあったらいいながわかりやすかった。
例えば携帯電話
いつでもどこでも電話ができたらいいな
非常に単純な発想で実現可能な技術さえあればできたと思います。
しかし、携帯電話ができてしまった今、技術力だけではよりいいものはできません。
「いい」という方向性を定めなくてはいけないからです。
ここに生活者発想の重要性があります。
この「いい」を知っているのは生活者だけだからです。(開発する技術者も技術者である前に一人の生活者なのですが)

商品の本質は生活者の「こんなのあったらいいのに」を実現することではないでしょうか?
日本は高い技術をもった国だからこそこの視点が忘れがちになります。
企業目線の「おれらこんなもん作れるんだ!!すごいだろ!!」という商品を人は欲しがりません。
iPodが売れてWalkmanが売れなかった(巻き返しはしましたが)理由
googleが世界一の検索エンジンになった理由
そこには生活者発想が見え隠れしています。

上に紹介した本は、じゃあどうやったら生活者発想ができるの?そもそも生活者発想って何?ってことが書かれています。

現在就活中ということでどの企業にいってもこの視点は忘れたくないですな。